2014年6月10日火曜日

噛みつきブログ「デカルトの重箱」

いやぁ、この路線で本当にいいのだろうか?
そう考えてしまうのが、新しくはじめたばかりのブログ「デカルトの重箱」だ。

このブログ、ちまたで語られ引用されるデカルト関連の記事を取り上げて、おかしな点や気づいた点をちょいちょいつっつく、というコンセプトではじめた。
でもそのうちに、「素晴らしい!」「参った!」という肯定的な感想もどんどん書きたいとは思っている。
とにかく、デカルトに関して得意満面で書いていても、おやおや?という知識人が多いので、そこを指摘したいと考えたわけである。

デカルトは、哲学の入門に最適な題材だ。
だが、「基礎」というのはついつい甘く見てしまうのが人間である。
「基礎」だからといってたらたら読んでは、ひょいっと足元をすくわれる。
だからこそ知識人の大御所の、そうした足元をすくって、アカデミズムの鼻をひとかじりしてやろう、と思ってはじめた。

だが、始めてみると、これはひどい噛みつきブログになっている。
手当たり次第に噛みつくスッポンといった様子になっている。
自分でそう思うのだから、過激なブログだ。

無謀であろう。
自他ともに知識人を標榜する著名人たちの作品・意見・思想に対して、デカルトを糸口に、真っ向から知的誤りを問い詰めていくのだ。それを書く自分の方はといえば、日々無学にさいなまれ、無知に鬱々としている、ひとりの一般大衆なのである。

けれど、おそらくこれでいいのだ。
相手が大衆だからといって、甘く見ていてはダメなんだな、と傲慢なる知識人には知っていただかなければならないと心に決めて、今日も本を手にブログを書こう。



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