本日1月4日は、かのルイ・ブライユの誕生日。
現代日本の小学生の多くが知っていて、ほとんどの大人が知らないといわれる偉人です。
1809年の1月4日、つまり207年前の今日、彼はフランスに生まれました。
ルイ・ブライユは、――点字の発明者なのです。
20日ほど前のことですが、昨年12月中旬に、ポプラ社から彼の伝記マンガ本が発刊されました。
→コミック版 世界の伝記 『ルイ・ブライユ』 (迎夏生・漫画、金子昭・監修)
パリの東にある村に生まれたブライユは、3歳の時のケガが原因で5歳で両目を失明してしまいます。
やがて盲学校に入った彼は、バルビエという軍人が持ち込んだ12点点字を独自に改良し、アルファベット6点点字を作り上げました。わずか15歳の時のことです。
研究を重ね、のちにに楽譜用の点字や数点字を開発したりしますが、ブライユの作った点字は世界中の国々で使用されるようになりました。ちなみに英語で点字のことをブレイルというのは、彼の名前の英語読みからきています。
ところで、なぜ大人も知らないブライユのことを小学生の多くが知っているのかというと、今の国語の教科書に載っているのだそうです。
それゆえ、なんと「小学生がネットで検索する人名」の堂々第1位!(織田信長をついに抜いて)・・・ と、そんな記事もありましたのでリンクしておきます。
→【話題】大人は知らない「ルイ・ブライユ」、生い立ちや年表に検索が集まる理由とは
→東大生も知らない小学生検索ワード1位の「ルイ・ブライユ」って知ってる?
今回のコミック版 世界の伝記 『ルイ・ブライユ』は、おそらく史上初の、ブライユの本格的な伝記マンガと思われます(短いものはありました)。
本当によく描かれていて、大人にも感動をくれます。
私は以前から点字やルイ・ブライユに興味がありましたので、読んでいて何度か涙があふれました。(これは新しい名作伝記マンガの誕生だ・・)と思いました。
のみならず、じわじわと日本の点字文化全体を変えていく力を持っている本だと、お世辞抜きにそう思います。
ぜひ多くの方々にお手にとってご覧いただきたいです。
(じつは、この伝記漫画の巻末資料に、私が2010年に撮影してきたブライユの生家の写真をいくつか使っていただきました。私がしたことはそれだけですが、このような素晴らしい本に少しでも関わることができて、・・・心から嬉しく誇らしく感じております!)
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